おかわりもらった

元気な証拠を残します。

温もりが迫ってくる

妻が友達の結婚式に出かけ、お子様と2人きりで1日を過ごす事に。朝、妻を最寄駅まで送って改札を抜けていくまで見送った。抱いていたお子様は不思議そうに小さくなっていく母親を見ていて、姿が消えてからもずっと見ていた。改札を離れてもずっと改札の方を見ていて、母親が居なくなったと気がついたら大泣きするぞと思って身構えていたけどいつもよりも朝早く起きたからか車に乗せたらすぐに寝てしまった。

 

お子様と2人きりで一日中いるのは久しぶり。しかしお子様は日に日に変化していくから感覚的には初めてと同じ。ご飯を食べさせて遊んで寝て遊んでご飯食べて気がついたらもう夕方だった。お子様は少しでも離れると大泣きする。洗い物をしたりご飯を用意するだけでも大泣きするし、昼寝も抱っこしていないと泣く。

どうすれば全てが満たせるんだ!と叫びながら荒れていく部屋(片付けも出来ない)。求めてくるお子様。でもこの温もりは今しか味わえないよな。と思いながら噛み締める事にした。

 

お子様は自分の意思がはっきりしてきた。好き放題やっている。もうずっとこのままでもいいのにと思うくらいわんぱくで、この先はきっと他人を知って、バランスを取るために好き放題を抑制していくのだろうと思う。勿論そのおかげで人と付き合えてその楽しみもあるのだけど、ずっと無邪気でいてくれれば胸がキュッとする事も無いのかも知れない。けど、いつまでも生きている訳じゃないからなこちらも。1人で生きて楽しむための教育がそろそろ始まるのだろうなと、床をペロペロ舐めているお子様を見て笑いながら思った。

 

夜、妻を迎えに行って結婚式の思い出話を聞きながら、僕はお子様との一日を話しながらコンビニに寄って夕飯を買って帰った。お子様は更にテンションが上がって激しかった。嬉しいという感情が伝わるのって、嬉しい。嬉しいの連鎖が起きている。嬉しいが消えても心に残したいと思い、お子様をぎゅっと抱きしめたら激しく怒られた。