おかわりもらった

元気な証拠を残します。

コラ!コロナ!オラ!オロナ!ほら!ホロナ!

コロナウイルスがどんどん蔓延していき、うかつに外に出歩けなくなった。見えないものを確実に避ける事は出来なくて、戦ってくれている人達に迷惑をかけないようにじっとするしかできなくて。SNSの文句はどんなに言葉が強くてもため息程度にしかならない。というのはよく分かった。皆が声を上げてこうしてくれ、ああしてくれ、保証をしてくれ。と言ってもマスク2枚。流石にしばらく落ち込んでしまった。

そんな中「マスク2枚が支給されるらしいよ。」と妻に言ったら、「へー!どうやって配達されるんだろう?」とサンタクロースを待つマセ始めた小学生みたいな事を言っていて、僕の怒りや悲しみは一旦落ち着いた。

 

平常を求める状況は病気。平常や人間らしさを追い求めながらふと頭によぎったのは「もらとりあむタマ子」という映画の自堕落な生活をしているタマ子(前田敦子)がふと「うぁぁ〜」と間抜けな声を出すシーン。人間は人間になりきっている野生なんだな。と思った。ただ、人間になりきっているおかげで恋に色がついたり、食事が娯楽になったり、感情の表現が豊かになったり、服を着て個性を出したりする事が出来て、楽しい。楽しいよ!と叫びたくもなって今それが心ゆくまで出来ない状況なんだけど、生き延びるぞ、とも思う。

 

季節外れの雪が降った時、何かが変わるかと思ったけどそんな事なかった。積もったが、さっさと溶けてしまった。日常を求めるならさっさと溶ける事に越した事はないのだけど、不思議な事を考えていた。今の日常は悪化になっていっているんだろうな。

もっと冬の思い出とか、春の訪れとか、そんな話をしたい。今はただ、じっと生活をして、家の中で笑って、SNSの中くらいではいつも通り落書きをする人でいようと思う。