おかわりもらった

元気な証拠を残します。

里から里へ

明日で嫁と子供が里から帰ってくるので最後の一人暮らし。里帰りを知らない人に「嫁さん元気?」と聞かれた時に「別居しています。」と言うとかなり心配されるのが楽しかったけどもうおしまい。

早く仕事上がって寿司でも食べに行こうかなと思ったけどまんまといつもよりも遅くまで仕事をしてしまった。それと寿司屋の前を通った時に一人で寿司屋は楽しくなさそう。と思って辞めた。大人しく帰ってカップラーメンを食べた。カップラーメンは一人で食べても楽しい。安心する。

ただゴミ箱にカップラーメンとかカップ焼きそばのゴミが入っているのを嫁に見られたら鼻で笑われそう。嫁に対して生活ででかい顔が出来なくなるんじゃないだろうかと心配(元々していないが、私がいないと駄目ね。と思われるのは癪)。朝はゴミ箱そのまま家を出てきてしまった。上から人参の皮とかジャガイモの皮とかで隠しておけば良かった。それと普段棚に入れている調味料をこれ見よがしにキッチンに並べておいたり、ほぼ使っていないけどまな板と包丁も出しておけば良かったな。子供の布団にレイコップをして広げるくらいしかしなかった。

 

嫁と子供はゴールデンウィーク中盤に退院してゴールデンウィーク最終日に里帰りをしたから仕事終わりに家に帰ったら嫁と子供がいるのがどんな感覚なのか分からない。どんな顔をすればいいんだろう。どんな顔になるんだろう。嫁に観て欲しいテレビ番組がいくつかあるし一緒に観たくて観ないでとっておいている番組もある。そんなこと出来ないくらいにバタバタするのだろうか。

 

イラストの依頼が来た。僕として初めてくらいのかなり大きい、もうこれは仕事だ。というレベルの。前々に来るのを予告されてからずっとハラハラしていた。僕に出来るのだろうか。僕でいいのだろうか。と不安だった。でも実際依頼が来て内容を見たらとても面白そうでわくわくした。早く描きたい。としか思わない。早く描きたい。

本当になんでこんなにも絵を描く事が好きになってしまったのだろう。下手だけど描きたいししんどくてもやめられないし。絵を描く事といつまで付き合って行くんだろう。伸び代はあるのだろうか。これで人を楽しませる事ができるのだろうか。

コミュニケーションブレイクダンス

同期と「未だに月曜日が辛いよな」と話した社会人8年目。

歳をとる感覚は思い出が長くなると言うよりも自分が持てる長さにギュッと圧縮されるようなもんだなと何となく感じる。

 

仕事が詰まって詰まって仕方なくて色んな人に手伝って貰っているけどそれでも落ち着かないのはどういうことなの。仕事は嫌いじゃないけど2時間くらいの残業で帰りたい。6月は生産自体も多くてちょっとのミスも致命傷になりそう。距離感大事。

 

イラストを毎日描いていたら自分のイラストに飽きてくる問題。内容も今までのをなぞっているだけのような変わりばえがないイラスト。自分の中でどんどん新しい事をしないと駄目なのかも。飽きっぽいと言えば飽きっぽい。限界と薄々思っているけど辞めるのは寂しいし。

 

2週間くらい出来なかったゴミ出しをようやくした。それでもゴミ袋1つで済んだ。ゴミ袋を縛る時は荷造りしているみたいで楽しい。ちょっとスッキリした部屋を見て思い出に浸ったりしてみるけどほとんど自炊していない思い出ばかりで、ああぁ…となる。

そろそろ嫁と子供が帰ってくるから家事と生活サイクルのリハビリをしないといけない。

1週間ぶりに布団に入った。いつも限界まで起きていてそのまま床で寝る。これは父親に似た気がする。この日は1日に満足しても寝てしまわないようにコーヒーを飲んで目をガンガンにしてまでしてちゃんと布団に入った。案の定眠れなかった。

嫁からLINEで子供が寝ないと言って暗闇で子供がぐずっている動画が送られて来て可愛いホラーだった。泣き方にバリエーションが出てきた。甘えるような構ってくれみたいな話しかけているみたいな丁寧な泣き方だった。泣く事がコミュニケーションになるのは赤ちゃんだけなんだろうなとふと思った。

 

本を一冊読んでラジオを聴いていたら知らぬ間に寝ていた。

食卓に囲まれる

休日、部長から電話が来て「営業から図面が出ていないと言われているけど出した?」と言われ、出した覚えはあるけど不安になって会社に行った。行きながらもし出していたらどう文句言おうか?出していなかっならどう謝ろうか?と考えていた。ほぼ文句を考えていた気がする。

会社でメールを確認したら案の定出していて問い合わせたら「修正の指示するのを忘れていたからこの分の図面修正をしてくれ」と言われた。最初からそうお願いすればいいのに。何で一度濡れ衣を着せるのか?と思ったけど直接本人とやりとりすると怒る気も文句を言う気もなくなった。というかやっぱり今、本人に怒りをぶつけても仕方がないやりにくくなるだけだしと思ってさっさと処理して帰った。

もっと言うと僕の担当の仕事ではなかったから関係ないと断ればそれで良かったのだけど結局誰かやらないといけない事となると断ったら次の人への罪悪感で苦しくて多分残りの休日心が休まらないなと思った。こういうことをすると感謝されるし会社での評価も上がる。言わば「良い奴」認定されるのだけど、その良い奴の前に(都合の)が付く。あと家族にとっては駄目な旦那、父親になるんだなと思った。今は嫁と子供は里帰りしているけど、それでも申し訳ないと結局心苦しくなった。

大人になってこういうバランスを取るのが難しくなって来た。昔は自分を犠牲にするのを美徳として生きて来たけどそれで身近な人を傷つけてしまうのを元恋人に教わり、自分をもっと大切にしよう楽しませようと思っては来たけど、バランスを取るのに1番手っ取り早いのは自分を一度横に置く事だなと改めて思い始めて来てしまった。

 

そのまま里帰り中の嫁の実家に行った。

子供がバンバン手足を動かすようになった。早く自分の意思で動き周りたいんだろうなと思った。ひっくり返ったカブトムシみたいだなと思ったけど言わなかった。

あと伸びを何度もするようになった。こうやって成長して行くんだろうな。

 

昔、僕らの時代で役者を目指す人達に「家族とかを犠牲にする覚悟はあるか」という話をしていた。僕には無理だな。犠牲にすると心苦しくなるものが増えた。あわよくば好きな事をしてご飯が食べれたらいい。と思っているけどご飯を食べるだけではよくなくなった。好きな事よりも好きな人が増えすぎてしまった。

嫁の母親は僕が来ると気合いを入れて夕ご飯を用意するみたいで何だか申し訳ないと思いつつ、ありがたく頂き、泊まって行くか?とも言われたけどそれは断って帰った。

帰り道にそういえば僕は家族でご飯を食べるのがあまり好きじゃなかったなと思い出した。テレビを観るのが禁止でつまらなかったり親の近所のよく分からないけどあまり良くないだろうみたいな噂話を聞くのが嫌いだったし、学校はどうだ?と広い質問も教育に繋がる感じが嫌いだった。

嫁の家族はどうだったんだろう。こういう話、改めてしてみようかな。食事ってどうあるのが1番楽しいんだろう。

でも嫁に惚れたきっかけは、一緒にご飯を食べていてなんだよな。嫁がドヤ顔でどんぶりを食べている姿を見てこの人と一緒に居たいと思ったんだよな。(美味しくはなかったらしいが)

 

帰り道にプレイリストにまとめた音楽を聴いていて、日々の素晴らしさを教えてくれる音楽が今好きだけど、子供にはまだ早いというか、もっとワクワクしたことを考えて欲しいなと思った。

「昨日買ったワンピースで 眠ることを忘れて踊る」(眉村ちあき「ピッコロ虫」)

とか

「地球がくるくる回って そしたらみんな目が回って」(坂口有望「地球-まる-」)

とか

 

いや、これもまだ早いのか。無邪気でいいか。言葉なんかにまだしなくていい気がする。

 

帰ってソファーで寝転んで、そういえば子供、よく笑うようになったな。嫁は相変わらずよく笑うな。とか考えていたらそのまま寝てしまった。

生活ってめんどくさい

子供が産まれ、嫁が里帰りをしてからそろそろ1ヶ月。

最初は毎日自炊するぞ!洗い物はため込まないぞ!とか思っていたけど段々生活が荒れてきた。荒れて来たというかやらない事が増えて来た。

1番大きいのはお昼のお弁当を作るのを辞めた事。朝もギリギリまで寝ていられるしお昼休みに好きな事出来るし(と言ってもTwitter見るくらいだけど)午後眠くならないしお弁当箱洗わないでいいし。良い事ばかり!となってもうお昼ご飯を抜く事に決めた。割とお腹も空かないのだ。

しかし1週間くらい経ったらお昼過ぎたらやたらとお腹が空くようになってきた。お昼専用の胃袋なんてあるのかな?と思ったけど単純にエネルギー不足なんだろうと思う。でも今更朝にお弁当を作る生活に戻れない(起きれない)。

 

生活ってめんどくさい。生活よりもやりたい事がある。てかやりたい事も生活でいいはずだ。いいんだけどなんだかやっぱり後ろめたい。

やりたい順位は、やりたい事→生活→仕事。

やらないといけない順位は、仕事→生活→やりたい事。

生活邪魔だな。

毎日が淡々と過ぎて行くのが退屈で寂しいものだと思っていたけど最近はタンタンとカスタネットを叩くようにリズミカルにシンプルに楽しいものにも出来るものなんじゃないかって思う。

けどそれを叶える為には生活のやらなきゃいけないリストに何とかやりたい事を組み込まなければならない。組み込めたら最強!生活大好き!になる。

でも一人暮らしだとどうしても生活がないがしろになる。生活を見せる人がいないと無理だ。見栄をはるために生活していたのかと言われるとそうなのかもしれない。ちゃんとお風呂に入ったとかいちいちアピールしちゃう。こまめに洗い物をしちゃう。洗濯物を畳んでしまう。帰ったら何しようが限界で、明日はどんな1日になるのかなんていちいち考えなくなったな。そういえば。

すくすくむちむち育つ

「子供が産まれたら人生の主役は子供になる。」とよく言うけど僕は人生の主役は自分だ!!!と強く思わないからこの言葉は脇の下辺りに見えないオシャレばりに付けていた程度だったのだけど、子供が退院してからびっくりするくらい子供のリズムで生活することになって生活がガラッと変わった。何というか賑やかになった。

3時間おきにきっちりお腹が空く子供、首も座ってなくて言葉も発せない、耳もそこまで聞こえないし目も見えないから誰に何を伝えればいいか分からない。もしかしたらお腹が空いているとかオムツが汚れたとかも分からないのかもしれない。何も知らない生き物。きっと放っておくと消えてしまうだろう生き物。生きて欲しいと強く思う。元気だと嬉しい。急に泣いたり急に泣きやんだりするのが可愛い。やっと寝たからその隙に色々と自分の事をやればいいのに寝顔をずっと見てしまう。泣いていない時は幸せなのだろうか。

 

父親に「子供の為に出来ることは出来るだけしてあげてね」と言われてお宮参りとか産まれてからやりたければやればのリストが長文で送られてきて不覚にも泣きそうになった。父親は自分が片親なのを責めるのを結婚式くらいから頻繁に言うようになった。それでも自慢の父親ではある事には変わりない。ただ恥ずかしくてそんな事は伝えられない。今回もわりとチャンスはあったけど言えなかった。

 

約3年ぶりに母親に会った。法事ぶり。最後に会った時には嫁を紹介して結婚報告をした気がする。子供が産まれて次の日に病院に来てくれた。約10年前に母親を家から追い出したトドメを刺したのは僕だから母親と会うのは正直いつも緊張する。母親は明るかった。子供を抱く時の手際も安心感も抜群だった。身体が覚えていたのか来る前に調べて復習して来たのか分からないけど、子供を抱いて喜んでいる母親を見て感動と罪悪感でいっぱいだった。でも母親には決して謝れないなと思った。今更謝っても仕方ないし多分ぶり返したくないだろうし。帰りにご飯でも…と思ったけど頭の中で何度かシュミレーションをしたけど結局言えなかった。最寄駅まで車で送る事も出来なかった。元気で良かったと思うくらいしか出来なかった。

 

嫁が子供と里帰りをした。周りからは「羽伸ばせるね!」と言われたけど元々嫁には好きな事を沢山させて貰っていたからただただ寂しいだけだ。強いて言えば仕事が遅くなっても罪悪感を感じないくらい。嫁と子育てアプリを共有しているから何時にミルク飲んだとかおむつを替えたかとか寝たかとか随時見ることが出来る。どんどん更新されていく子供の状況がなんだか嬉しい。マメに記入している嫁の事を考えるのも何だか嬉しい。次会うのが楽しみだ。1人で寂しいけどそれなりに賑やかかも。

 

子供が産まれました

出産予定日から1週間が過ぎた。診察で問題なく子供はすくすく育っているけどお腹から出てくる気配が無いので入院して陣痛を促進することになった。
入院して嫁は朝6時半から準備して8時から陣痛促進剤を投与して貰っていた。僕は10時頃に病院の陣痛室に入った。

部屋に入るなり嫁に「管に巻かれて怖いでしょ笑。」と言われた。それから昨日聞いたオードリーのオールナイトニッポンの感想を話したり談笑する余裕があったけど段々と陣痛の感覚が強く短くなっていき、すかさず助産師さんがテニスボールを取り出して肛の門に押し付ける指導をしてくれた。「本当にゴリゴリのテニスボールなんだ。」と思ったら助産師さんが大阪なおみに見えてきたけどそれを言ったら怒られそうだったから黙っていた。
陣痛がどんどん強くなり13時頃に嫁の母親が来て背中をさすってくれていた。嫁はずっと「痛くないよ。大丈夫。」と苦しい顔をしながら唱えていた。自分に言い聞かせているのはもちろんだけど僕や母親やお腹にいる子供にも安心させるような言い方だった。それを感じたらこの人が親になるのはとても素敵なことなんだろうなと思った。

それからお医者さんも何度も来てくれて様子を見てくれたけど15時頃。
帝王切開にしましょうか」と言われた。
ざっくり言うと「お腹の中で赤ちゃんが大きくなって小柄な嫁からは出てこれなくなったんだろう」とのこと。赤ちゃんも嫁も頑張ってくれた。頑張った結果なのだ。僕はもう充分だった。充分感謝が尽きなかった。お腹の子がすくすく育ったのは全部嫁のおかげなのだ。部屋に出産育児の本棚が出来た。自分のストレスは子供の為にケアしていた。手編みのよだれかけやおもちゃが日に日に増えていった。その愛情が全部伝わって育ったんだろう。ただここまで頑張った嫁はどう思うんだろうか。悔しいんじゃないだろうか。先生の説明を聞きながら嫁はずっと声を出して泣いていた。嫁にかけよると先生が「まだ頑張ってみるのも一つの手なので、お母さんの気持ちを一番に考えて下さい。」と言って席を外してくれた。嫁は声にならない声でそれでも力強く第一声「赤ちゃんが一番安全な方法が良い」と言った。帝王切開を先生にお願いした。

それからはあっという間だった。嫁の母親とロビーで嫁の話をしてたら30分もしないで助産師さんが赤ちゃんを連れて出てきた。なんだこの可愛い生き物は?と思いながら抱き上げた。どこから来たんだろうかこの生き物は。もしかして嫁のお腹でもにょもにょ動いていたのは君だったのか。ずっと会いたい会いたいと思っていた子は君だったのか。本当に君で間違いないんだろうか。生まれた瞬間この子を抱いた時の嫁の顔も見て見たかったな。本当にいたんだねお腹の中に。ずっと楽しみにしていたけど正直少しだけ不安だったんだ。ちゃんと出てくるのだろうか、そもそもちゃんと居るんだろうかと。本当に居たんだ。ただただ愛しくて可愛くて柔らかくて脆くて暖かいけどすぐに冷たくなってしまいそうな君とこれから生活ができるのが嬉しくて嬉しくてたまらなかった。きっとこれは愛という感情が湧いて溢れて仕方がなかった。今でも思い出すと溢れてしまう。
「赤ちゃん産まれたら写真みせてね」と周りに言われては「生まれたてはきっと人間じゃないからちゃんと可愛くなったらね」と返していた。けど紛れもなく人間でとてつもなく可愛いかった。顔は真っ赤でよく「酔っ払い」と言われるけど本当に酔っ払いみたいだった。子供を産むのは親のエゴだとやっぱり思うしきっとこれからこの子は色んな感情を覚えてそれでも理解できずに振り回されるんだろうと思う。悲しい思いも沢山するんだろうと思う。それでも子供が欲しいと思った時に嫁と沢山話し合った。子供にとってこれで良かったんだろうか。と正直思うこともある。それでも生まれて来てくれて嬉しくて嬉しくてありがとうありがとうと果てしなく思う。思うとまた溢れてしまう。この子と嫁と家族と友達と一緒に何をしよう。何をして遊ぼう。そんな希望に満ち溢れて仕方がない。親としてどうふるまうべきかどう教育するべきか必死に考えていたけど抱き上げた瞬間に「よーし!!絶対にめちゃめちゃ甘やかせるぞ!!」と思った。「ぽかぽか育って欲しい/ぽかぽか育てるぞ」と思った。顔がほころんでしまう。逆に赤ちゃんに甘やかされているみたいだった。

赤ちゃんは必死に出てこようとしていたみたいでその頑張りの証で頭がうにょーーと伸びていた。なんか身体を張って笑いを取りに来ている感じは嫁を見ているみたいだなと思った。それが凄く面白かった。指を指して笑った。「あれ、うちの子なんですよ。」と言っているみたいに。

それからしばらくして回復室で安静にしている嫁と対面した。5分程度と言われていたので本当に少しだったけど安心しきって力が抜けてだるっとしている嫁を見て「おかえり」と思ったけど変かなと思って言わなかった。でもおかえり。頑張ってくれてありがとう。帰ってきてくれてありがとう。
家に帰る頃には夜になっていてそれでもとても暖かくていい気候だった。カネコアヤノの「愛のままを」を聴きながら帰った「美味しいものを食べな できる限り遊びな 恋をしな 結いた髪の毛が乱れるまでいけ」という歌詞で泣きながら帰った。好きなことをして生きられる力をつけさせたいと思った。振り回されるのならばせめて好きな事で振り回されて欲しいと思った。家に着く直前に急に降り出した暖かくて大粒でどしゃ降りとは言えないけど強い雨の匂いを今日泣いた涙の匂いにしようと思った。
帰ったら出生届の事とか確認しないとなーと思っていたけど家に着くなり糸が切れたように寝てしまった。いつもと変わらないことに幸せを感じていた一日がこれから変化に振り回されることになるんだろうな。想像もつかない。

楽しい渋滞

楽しみを今よりも先に感じる時間の方が圧倒的に長いんだけど、その先の長さが日に日に長くなってきた。というか楽しみのハードルが上がってわざわざ楽しみ!!とウキウキするのが少なくなってきた気がする。入社したてとかは毎週週末が楽しみで水曜日くらいからそわそわしていた。金曜日は身体の水分が蒸発して渇くくらい振動していた気がする。恋人とのデートとか友人とのご飯とか、そういうささやかなイベントを自分から入れ込んで埋めてウキウキしていた。今が苦しくなるくらい楽しみで、その感覚は今でも覚えている。

ちょっと最近イベントを詰め込み過ぎてそのウキウキが渋滞していて今年はウキウキの1年になる予感がする。浮かれると大体足を掴まれるから地に足つけるべく「ウキウキで疲れてしまう気がする。」というネガティブな予想もしておく。

とはいえ去年も色々とウキウキしていた気がする。一昨年も。大まかに覚えてはいるけどやっぱり忘れてしまうというのは本位じゃないにしろ寂しい。日記に書いてもいつウキウキしたのか思い出せなくて引き出せない。けどふとした時に思い出すのが思い出として1番心地いいのかもしれないね。

 

お風呂から上がって全裸でTwitterを何となく見ていたらオードリーの春日さんが結婚したとのニュースが飛び込んできて全裸のままリビングに行って嫁に報告したら引きながら「そんなに嬉しいの?」という顔をされた。全裸のせいで報告がブレてしまった。でも僕もそんなに嬉しいの?と思ったけどどうやらそうみたい。本当に嬉しい。相方の若林さんは泣いていたらしい。人の嬉しい報告を聞いて嬉しいが連鎖するのはいいなぁ。

今週のオールナイトニッポンが楽しみ。弘中アナがゲストで来るらしいしもう渋滞。楽しみが渋滞している。どうなってしまうんだろう。全然予想つかないのに絶対面白いと確証が持てるからワクワクが止まらない。