炭酸が抜けたようなため息を吐いて
結局七夕はなにも出来なかった。
というか仕事から帰ったら日付が変わっていた。
嫁に怒られるかなと思ったら嫁も限界だったみたいで帰ったら床で寝ていた。
「loftに小旅行〜♪」と寝言を言っていた。旅行の準備に行くところだぞそこは、それでいいのかお前の旅行は。
嫁は結婚式に対しての思い入れがとても強い。
結婚式の事で怒ったり喜んだり落ち込んだりニヤニヤしたりする。
それに僕はかなり振り回させる。家に帰るのが憂鬱な時も楽しみな時もある。僕の中で嫁がこんなにも大きな存在になっているとは思わなかった。
依存はするもされるも嫌なんだけど、いなくなったら寂しいんだろうなと思って、思った自分にびっくりした。
結婚式、嫁はどんな顔をするのだろうか。
日常の事を書くには1日のほとんどを過ごしている仕事についても書きたいのだけどどうしても愚痴、というかドイツモコイツモー!!みたいな文章になってしまうのでやっぱりなかなか書けそうにない。
今電車に乗りながら日記を書いているのだけど窓からトウモロコシ畑が見えた。
おそらく自分の背を越えている。CMで見たことあるやつみたいだ。トウモロコシって味も食感も頼もしいけど見た目も逞しい。
行って特にどうするわけでもないけど嫁に見せたいと思った。
結婚式が終わるまでに残っているだろうか。