のらりくらり 呼ばれたら顔をだす

6ヵ月。子供の動きが激しくなった。動けるのが嬉しいような、思うように動ける事が出来ないイライラの両方を感じる。表情も豊かになってきた。昨日は古畑任三郎が悩んでいるような表情をしていた(というか古畑任三郎は常に悩んでいるような)

嫁と久しぶりに熱い話をした。今後の生活の不安や不満とか(細かい話は笑い話になったら書こう)真面目なトーンで話して感情的にはなりすぎないようには気をつけていたけれど、腕に抱いている子供は不安そうな顔をしていた。分かるものなんだろうな。頭がパンクしているようであくびをしたり空ゲップをしたりしていた。話終わった後、色んな芸人のギャグ(トゥース！とかゲッツ！とかボンポンスポポンとか)をしてご機嫌を取ったけれど、なんでこんなにも真面目な話をした後にこんなことをやっているんだろう。と思った。

嫁は思考が後ろ向きになってしまう事に悩んでいた。分かってはいるけど、もうどうしようもないけれど、あの時もっとこうしていれば、と思ってしまう。僕もかなりマイナス思考の持ち主だし、常に最悪のケースを想像して生きているけれど、考えてもマイナスの事しか考えられないんだから行動するしかないよね。不安な事は確認してダメなら解決していくしかないよね。とは思えるようになった。しかし、これはどうやったら伝わるのだろうか。数年前の僕だったら絶対受け入れられない思考だもの。

仕事も段々と落ち着いて来たような気がする。けどありがたいことに帰ってからやることが増えた。イラストのご依頼は3件あって、今12枚イラストを描く必要がある。この状態が半年くらい前から続いている。バランスって難しい。趣味だからこそ真剣にやりたい気持ちと仕事だから真剣にやらないといけない気持ちの狭間にいる。システムを作らずにのらりくらりやってきたツケが来たのかも。でもまさかこんな事になるなんて絵を描き始めた時は夢にも思わなかったから本当に本当にありがたいこと。大切にしたい。大切にしたいと書いたという事は今全然大切に出来ていない。おざなりにやって形を作れる実力はないぞ。と言い聞かせている。

あと、イラストレーターと名乗ってから具合が悪くなって来たので自分では名乗らない事にした。人と比べちゃって落ち込んでしまうから。そのステージに上がるのは辞めようと思う。やっぱりこれからも、のらりくらりやっていくんだろうな。