結婚式ダイジェスト5(披露宴後半)
12:15 お色直し入場
皆どんなドレスで来るんだろうと予想していたのか、「やっぱりー」とか「意外ー」という声が聞こえた。でも共通して最後に「素敵」といっていた。
嫁はどんな顔をしているだろうと見たら、ドレスと慣れないヒールで歩くのに必死だった。
12:20 テーブルラウンド
時間がなかったからバタバタだったけど、皆と会うと話したくなる。
嫁の友人とはやっぱりどんな顔をすればいいのかわからない。場違い感が顔に出てしまった気がする。
12:30 余興
嫁の職場の方が嫁の働いている写真のスライドショーを作ってくれた。嫁はやはりワンパクだ。変な衣装か変なポーズ、まともな写真がほとんどなかった。
僕はというと、友人とサークルの打ち上げなどで活動していた「はまみわ」というユニットで寸劇(笑)をした。
みわさんが台本を書いてくれた。君の名は。とのび太君の結婚前夜と、僕が昔でた舞台を混ぜた作品だった。「来来来世」というタイトル。
僕が嫁の身体になってしまうという話。
みわさんの台本は凄い。君の名は。を見ていない人を完全に置いていく徹底ぶりなのに誰も傷つけない。思い出も拾っていく。
前日まで「やらないほうがいいんじゃないか」と2人で話していたけどやって良かった。
芝居で嫁になるので、嫁の仕草とか、口調とか改めて見てみたけど、嫁は身体の芯がしっかりしている。話しながら揺れない。口調は母音が薄い。「そうなの!」という所が「そーなのー」みたいになる。(伝わる?)
あと、いつも必死に話す。必死すぎて途中で自分が何を話しているのかわからなくなる時がある。
12:50 サプライズ
あげていなかった婚約指輪をあげた。
「婚約指輪は10年後にちょうだい」と言われていたけど、結婚指輪を買いに行った時に婚約指輪をみた嫁のキラキラした顔を見たら「あげたらどんな顔をするのだろうか」という欲が止まらなくて10年待てなかった。
とても喜んでくれた。嬉しさというよりも驚きだったのだろうけど泣いていた。嫁を泣かせたのは初めてだった。
ちなみに恥ずかしい事を言おうと思ったけど、嫁に恥ずかしい思いをさせそうだったから辞めた。ここで供養する。
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僕は、ずっとあなたへの好きという気持ちの置き場所を探してウロウロしていて、そわそわしていました。
このそわそわは恋なんだろうなーと割り切っていましたが、
それが結婚を決めた時に、気持ちの置き場を見つけられて、あぁ、やっと恋が終わったと、ホッとしました。
その気持ちの置き場所は、家族でした。
僕はあなたと家族になりたいとずっと思ってそわそわしていたみたいです。
結婚してくれてありがとう。
今までの事を振り返っても、先の事を想像してみても楽しい事ばかりです。
これからも宜しくお願い致します。
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嫁も泣かせてサプライズ成功!と思ったら嫁がサプライズで僕に手紙を書いてくれたらしく、朗読してくれた。
生活をこんなにも大切にしてくれているんだと嬉しかった。暖かい人だ。
12:55 新婦のお手紙朗読
嫁は家族の話をよくする。その思いが詰まっていて改めて感動して泣いてしまった。
正直、この時僕は暇だと思っていたから料理食べようと思っていたけど嫁のマイクを持つという役割があった。でも暇でも食べれなかったと思う。
13:00 親に記念品贈呈
普段泣かない父親がボロボロ泣いていた。
それ見たらこっちもボロボロ泣いてしまい、わけがわからないうちに記念品を渡した。
体重米という、産まれた時の体重と同じ重さのお米。本当は炊いたお米を渡したかったけど、怒られそうだったからやめた。
13:05 両家代表謝辞
父親的にはうまくできなかったみたいで、凄く落ち込んでいた。
13:10 新郎挨拶
やることは覚えていたけど、内容を覚えきれずにいて、半ばやけくその「なんとかなる」モードでいた。
なんとかなった。でも覚えてない。どこかの文章がテレコになったのは覚えている。
13:15 退場→エンドロール上映
エンドロールは嫁の手作りムービー。
これを撮るのに朝4時に家出て海に行った。
本当に色々やったなー、結婚式。何してんだか。とも思うけど。楽しかった。
13:20 迎賓
結婚式が始まるまでは「来る人、全員敵」くらいの気持ちでいたのだけど実際始まったら皆暖かくて、結婚式やって良かったと思った。
というか、自分から呼んでおいて「全員敵」と思う僕も僕なんだけど。
結婚式は芝居の本番と似ていました。
本当に楽しかったな。2度とやりたくないし、きっとできないけど。あんなに身の丈にあってない幸せ状態はもうないだろうな。