おかわりもらった

元気な証拠を残します。

父親はサンタクロース

朝、寝坊してお弁当は諦めようと思っていたら嫁が起きて手伝ってくれた。お昼にご飯を食べるか食べないかは午後のエネルギーというよりも午前中からお昼にかけてのモチベーションに関わるから嬉しい。ここ最近食べるのがしみじみ楽しい。

 

仕事が全然終わらないけど、クリスマスイブ。父親が「夜家にいる?サンタから荷物が届くかも」と来る事を匂わせて来て、「嫁はいつでもいるけど、来る?」と聞いたら「ヤマト運輸に頼んであって時間指定が〜」とかどうたら言って来て「あ、これは来るな」と思って早目に帰った。

帰ったら嫁が「私はビーフシチューも作れないのか」と落ち込んでいて、詳しく話を聞いたらどうやら牛肉を安くて多いからという理由でスジ肉にしてしまい、ガンガン煮込もうと思ったら他の具材が溶け、スジ肉は硬いまま。という結果になったらしい。でもスジ肉を食べたら「これは実家の味だ」と思った。僕の実家はスジ肉でまさにこの硬さだったから何の不満も無かったけど、嫁は「もっとこう、口でとろけるような肉が〜」ととろける肉を全身で表現し出していて面白かった。

 

夜8時頃、インターホンが鳴り、出たら真っ赤な服が映って、まさかと思ったら父親がサンタクロースの格好をしていた。8ヶ月のお子様は初めて見る全身真っ赤で髭で顔が見えない生き物に警戒していてじっと見ていた。

サンタクロースはお子様に指輪を、僕には色鉛筆を、嫁にはアルバムとメグリズムをくれた。お子様はまだ警戒していて、抱っこして貰ったら恐怖で泣き出した。確かにサンタクロースって何の人か知らないと怖いよな。何の人かわかっても怖いっちゃあ怖いけど。

「夕飯食べて行ってよ」と言ったのに「他に寄りたい所もあるから帰る」と言ってさっさと帰って行った。潔いというか、気を遣わせないとしているのか。

 

父親は僕が子供の頃もサンタクロースの格好をしていたから僕はサンタクロースを信じる信じないを通って来なかった。ただただ「この人は良い人だな」と思っていて、その記憶はずっと残っていた。今日久しぶりに父親のサンタクロースを見て、小学生の頃と全く同じ感覚でそれを思い出した。

ていうか、僕も父親に習ってお子様にサンタクロースやろうと思っていたのにな。でもサンタクロースは2人いる説も悪くないか。