優しい演劇
2本芝居を観る為に朝から東京へ向かう。
どうしても間に合いそうもなくて新幹線を使う。
とても混んでいた。皆急いで何をしに行くんだろう。目的地をインタビューしたいな。でも恥ずかしいから自己申告とか急にしてくれないかな。とか呑気な事を考えていたら自由席の切符なのに指定席の車両に乗ってしまって恥ずかしい思いをした。
14時から野方スタジオで一人芝居フェスを観に行く。
駅前のパン屋で、嫁がはちみつとバナナのスムージー、僕は黒胡麻とバナナのスムージーを飲んだ。
はちみつとバナナはエレガントな味がした。身の丈に合ってないと思って飲んだらブルブル震えた。嫁は満足そうに飲んでいた。嫁のエレガントな一面が見れた。
黒胡麻とバナナは黒胡麻の圧勝だった。でもバナナも頑張っていて、バナナの黒胡麻の邪魔はしないけど、バナナも味を楽しんで貰うように頑張る!という健気さにずっとキュンキュンしてしまって落ちつかなかった。
一人芝居フェスは、集中力がギリギリだった。
一人の動きとか声の広げ方で舞台の広さとか、重さが一気に変わって、一人芝居って寂しいものかと思っていたけど自由そのものだった。閉じこもってみたり外に出てみたり。なんでもありだ。でも一人でも他人に影響されて変化するのは変わらないのだろう。
あと、一人にずっと興味を維持するのって大変だった。一気に眠くなる瞬間が多々あった。これは僕の問題だ。
その後、池袋の東急ハンズでデザフェスに向けての雑貨(袋とか)を買った。
それだけで結構重くてちょっとげんなりした。あんまり欲張らない、期待しない方がいい。足りないかなぁくらいがちょうどいいかもしれない。
その後、個人的にお気に入りの伯爵という喫茶店に行った。しっかり美味しいパスタとドリアを食べた。妙に落ち着く。
18時半から、かきあげ団「なじみたいっ!〜気球に乗ってどこまでも篇〜」を観に行く。
団長さんの仕事の話だった。リアルでギャグで笑える日常はこんなにも愛おしいんだと思った。
この人達の生活がこれからも元気でいて欲しい。大げさではなくて、手の届く範囲の身近な優しさに満ち溢れた公演でした。
2人の掛け合いはとても微笑ましい。関係とかは言葉には出来ないけど、安心する。
改めて思ったのだけど、僕がかきあげ団の芝居が好きなのは優しいからなんだと思った。
ちなみにかきあげ団を通して知り合った方々はもれなく優しいし温かいし、こんな演劇が広まって欲しい。
あと、団長さんのダンスが昨日会った2歳児の動きと全く同じだった。これも優しさを感じた一つの要因なのかな、、、
帰ったら案の定、すぐに寝てしまった。
満足した1日だった。